東洋医学の常識-鍼灸まにあ

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二千年前から伝わる医学の究極のテーマ


 健康関係の雑誌などに、よく「未病を治す」という言葉が記載されています。これは病気を予防するという意味でよく使われる故事成語です。

 この「未病を治す」という言葉、実は約二千年前に成立したと言われている中国の鍼灸医学書『黄帝内経素問』が出典です。その中では「病気になってしまってから治療を始めるのは、喉が渇いてから井戸を掘り始めるようなもので、これでは遅すぎやしないか」という内容の文が記載されています。

 話はもっともですが、身近な人が病気になったり、自分が病気にならないと、なかなか予防の大切さには気づけないですね。忙しいと生活が不規則になりやすいので、自分も気をつけたいです。

 話を戻しますが、予防医学の思想は二千年前から鍼灸医学の究極の目的として現代に受け継がれ、最近では西洋医学の方にも少なからず影響を与えています。厚生労働省の『厚生白書』(平成九年版)にもこの「未病を治す」は引用されています。

 しかし、相変わらずなかなか鍼灸には目を向けてくれません。現在欧米諸国では国を挙げて鍼灸研究を行っています。日本は中国から鍼灸が伝えられて約千五百年ほど経つというのに、世界に遅れをとっているのは残念ですね。







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